単行本未収録作品について 



『あのオペをもう一度!』
 カット:かぐさん

「デラべっぴん2月号増刊コミック花いちもんめ」No.3 掲載 18禁


まことくんとめぐみちゃんは幼馴染。昔はよく一緒に遊んでいたのですが中学が別れてからはなんとなく疎遠になっていました。ところがある日突
然めぐみちゃんが訪ねてきて・・・
という具合に始まるこのお話。タイトルだけではいったいどういう内容なのか想像ができなかったのですが、先日、ある方にかしていただきまして
(その節はありがとうございました)、読むことができました。
「オペ」というのはなんと、「お医者さんゴッコ」だったんです(笑)
というわけで、なんとな〜く後に描かれる「Friends or Lovers」のにおいを感じさせるほのぼのH作品であります。
この作品が掲載されていたときはまだ「花いちもんめ」は増刊だったせいか、国会図書館には所蔵されていません。現在ではかなり読むことが難
しい作品であります。

文:かぐさん


『五月ヶ原』シリーズ
五月ヶ原の魔女たち MY LIFE AS A DOG!?[前編]
五月ヶ原の魔女たち MY LIFE AS A DOG!?[中編]
五月ヶ原の魔女たち MY LIFE AS A DOG!?
[中編その2]
五月ヶ原の魔女たち MY LIFE AS A DOG!?[後編]
五月ヶ原で見る夢は DREAM OF LONELY BOY!?
五月ヶ原の百合の園 BOYS,BE AMBITIOUS
五月ヶ原の冬樹くん IS SHE A HANDSOME GIRL??
(前編)
五月ヶ原は1回休み
(単行本「シィナのファブリオ」発売記念広告まんが)
五月ヶ原の冬樹くん IS SHE A HANDSOME GIRL??
(後編)
わたしひとりじゃできないもん!(前編)
わたしひとりじゃできないもん!(後編)
 カット:あらいかなめ


「コミック花いちもんめ」 掲載 18禁


がぁさん先生のコミック花いちもんめに掲載された作品のうち、唯一単行本化されていないシリーズがこれです。
五月ヶ原の安アパートを借りた浪人生、山崎賢太郎は1ヶ月目にしてある事実に気がつきます。この静かな新興住宅地で受験勉強に専念しようと
思ったのに、なんと、お向かいに美人4(?)姉妹が住んでいるではないですか!
「聞いてないぞ、不動産屋〜!」というわけで、彼は美人4姉妹に誘惑されるめくるめく性の世界へ……と、そううまくいかないのががぁさん先生
(笑)。彼は何の因果かある失敗が元で彼女たちの奴隷にされてしまうのです。
そういう感じで始まるこのお話、「魔女たち」の後の「五月ヶ原」は4姉妹の弟(?)の冬樹くん、そして「ひとりじゃできないもん!」は末の双子の妹、
春花・春流の二人が主人公になって(とはいえ、「ひとりじゃできないもん!」は番外編の色が濃いです)いろいろとお話が進んでいくのですが……
いかんせん、単行本化されていないため今現在普通に手に入れるのはほぼ不可能といってよいです(私の場合、東京にあそびに行って某古本屋
さんで何とか見つけられました)。なにしろ、10年近く前の雑誌に掲載されたものですから。

※「ひとりじゃできないもん!」は単行本『恋愛ぶきっちょ』に収録されました。

文:かぐさん


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『ワタシとアナタの秘密の研究!? Spermatozoa
 カット:かぐさん


夢路 [ゆめじ]』
 カット:かぐさん


『香水 Perfume
 カット:かぐさん

「YOUNG KING OURS」 掲載 読み切り


がぁさん先生がYOUNG KING OURSで連載をされておられた頃、シリーズものの間に閑話休題的に挟まれたのがこれらの読み切り作品です。
大学研究員の山田さんが研究のために「あるもの」を三浦くんから採集するという、「ワタシとアナタの秘密の研究!?Spermatozoa」。
夢を見た場所にいつのまにか移動する体質になってしまった瀬川さんのお話「夢路 [ゆめじ]」。
理由もわからず男性にもてまくる広瀬さんが、男性で唯一彼女を嫌う佐野くんとその原因を探し出そうとする「香水 Perfume」。
最初の「Spermatozoa」はOURSでの初顔見せということもあってか、がぁさん先生の王道ともいえるほのぼのHものなのですが「夢路」からはSF色
の濃い、より実験的な作品へと移っていきます。
このままOURSで連載が続いていった場合、どのような世界観の作品が繰り広げられたのか少々興味がある私であります。
ちなみにOURSに関しては発行部数も多く、古雑誌を扱う古本書店さんですと置いてある可能性が高いかと思いますので探してみると案外見つか
るかもしれません。

文:かぐさん


『ジャン王子』シリーズ






ジャン王子のパンプキンパイ!
ジャン王子の新婚初夜!






 カット:毬音さん


「コミックゲーメスト・増刊ヤングチャンピオンこんちわ!」 掲載


「シィナのファブリオ」に始まり、「お姫様シリーズ」へと続くがぁさん先生の剣と魔法世界のお話です。
ジャン王子はある日突然会った事もない女の子アニリス姫と結婚させられることとなります。いきなりそんなことを言われても納得できないジャン王
子。しかし、それは相手のアニリス姫も同じです。「聞いたこともない国に連れてこられて会ったこともない男の子と結婚させられ」ることがいやでい
やで仕方ありません。「だったらさ、逃げちゃわない!?」ということで2人は城から抜け出すことにするのですが、所謂政略結婚、大人たち(特に魔法
使い)の思惑も絡んで……というお話。
大人たちのあたふたぶりをよそにずんずん突き進んでいくジャン王子とアニリス姫。これは大物になるなあ、と思ってしまいます。
また、お話のそこかしこに少しずつ絡められているまだ見ぬ続編へと続く欠片たちがちらほらと見えて続きが楽しみな一編であります。
最近になって続編が描かれ、それに伴って「がぁさんのぺーじ」にて第1作の「パンプキンパイ」も公開が始まりました。これを機会にシリーズ化する
といいなあ、と思う今日この頃です。
なお、「増刊ヤングチャンピオンこんちわ!」も増刊のためか、国会図書館には所蔵されていないようです。

文:かぐさん

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『ゾンビのシェリー』
 カット:くにももさくら

「チャンピオンRED創刊号」 掲載
第2話 WEB掲載
第3話 同人誌掲載

この作品は当初チャンピオンRED創刊号から連載開始となる作品の予定だったのですが諸事情により連載中止となり、第1話が読切りという形で
掲載されたという非常にすっきりとしない結末を迎えた作品であります。
ある理由から心臓を盗まれてしまっているゾンビのシェリーの恋物語・・・になるような感じではあるのですが詳しいことは第1話のみではわかりま
せん。いつかどこかで連載が行われることを切に祈るものであります。

※補足  2009年11月16日、がぁさんのホームページにて、再録されるとともに、第2話が新規に描き下ろし掲載されました。(あらいかなめ)
※補足2 2013年8月11日、掲載話・WEB話と描き下ろしを加えて、同人誌で再録されました。第1巻との事で、今後の続編に期待です。(あらい
かなめ)

文:かぐさん


『DEAD−COPY』
 カット:くにももさくら

「ヤングキングOUR’s LITE」 掲載

" モラルは最後にやって来る―― "

クローン技術の発達により、犯罪に巻き込まれて命を落とすことになった不幸な人々を蘇らせる「クローン技術による犯罪被害者救済制度」が合法
化された近未来。ごく普通の真面目な女子中学生だった栗原志保は、その後、19歳で殺害され、最後にバックアップを採っていた14歳の記憶に
まで遡って復活することになった。
19歳の私はどんな人生を歩んでいたの? 誰に殺されたの? 劇的な状況の変化にとまどいを隠せない志保の前に、「世界で最も多く死んだ男」
高津、そしてかつての同級生、今はクローン差別主義者である緒方が現れる。

はたして、志保の死の真相とは?

がぁさん先生が初めて挑んだ、シリアス路線の近未来SF漫画です。クローン技術が巻き起こすであろう社会的問題、人道的葛藤、そして、恐るべ
き狂気。これらの様々な要素を複雑に入り組んだ物語の中で巧みに表現すると同時に、ヒロインの栗原志保嬢が14歳から19歳までの失われた
5年間と向き合い、己を見つめ直し、成長していく様を感動的に描いています。『たいむskipラン♪』に代表されるSFスピリッツも満載! 事件の真
相はミステリーとして見た場合にも非常によく出来ていて、終盤の展開には本当に驚かされました。もちろん、お色気だってありますよ(笑)
これまでのがぁさん作品とはかなり赴きが異なる点(作品の焦点が登場人物たちではなくて世界そのものにある)、短期集中連載ということでやや
詰め込み気味になってしまっている点等々、ファンの間でも賛否両論あるようですが、個人的には「がぁさん」という漫画家の大きな可能性を示唆
する試金石であると思います。単行本収録が待たれますね。

文:近田鳶迩

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『FUTURE DREAM』
 カット:タキコさん

「CANDY TIME」 掲載


女子高生「絵里香」の同級生にして親友の「こずえ」は、「予知夢」を見ることができる女の子でした。
彼女がみた「予知夢」は、三日以内に必ず現実になってしまうのです。
そんなある日、絵里香はとんでもない事をこずえから聞かされました。
「(彼氏も男友達もいない、というのに)ロストバージン」の夢を見た、と。
そこで絵里香は決心します。
「こずえを『予知夢』から解放する!こずえの処女を守ってみせる!」と・・・。
しかし奮戦むなしく、予知夢のとおりに事は進もうとしてしまいます。
しかもこずえの相手は、絵里香が激しく嫌っている(絵里香の)幼馴染らしいのです。
果たしてこすえの処女は守られるのか・・・?
予知夢から解放されるのか・・・?

文:ガスト・ノッチ


『こねこセンセイの飼い方』

「ヤングアニマル嵐」 掲載 読み切り



『うちの猫'ず日記』

「ねこのしっぽ」 2008年7月号〜2011年5月号掲載 全18話
Jコミにて配信中。また印刷製本購入が可能。



『わが家のねこ話A』 ※読者投稿の記事を4コマ化したもの
「ねこのしっぽ」 2009年1月号・2010年3月号掲載


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